2002-09-23
北朝鮮問題に関する思いのたけをぶつけるッ

※システムの関係で、民主党代表選に関するコラムが、23日付けになっ
てしまった。過去のコラムからご覧頂きたい。

今回の小泉首相の訪朝に関し私はいくつかの見解を持つ。まず、拉致疑
惑を北朝鮮によるものと金総書記自身に認めさせた事を評価する部分。
国交回復交渉に一日で調印してしまい、果たしてあの25年間もしらばっ
くれてきた北朝鮮と今後まともな交渉が成り立つのだろうかという懸
念。また、政府、官僚は「何か」のために国交回復を急いでいるような
気がしてならないという部分である。分かりやすくいえば、自民党にと
っては選挙対策、役人にとっては、点数稼ぎのために。

しかし、それ以上に腹が煮え繰り返るのが、特定政治家、外務省の一部
において、「拉致」という言葉を使うなかれ、「行方不明」と発しろ
と、まるであんたは何者なのだというような人々がいた。そんな人たち
が突然、北朝鮮を批判し始め、今度は拉致され挙句、二度と日本に帰る
ことが出来なくなったとされる家族の悲しみを盾に、小泉攻撃をはじめ
ていることだ。もっと政府は毅然とすべきだったなどと、相変わらずの
「べきだった論」には、好い加減愛想が尽きた。あなた達こそ、今まで
何を追及してきたのだっ。今こそ拉致問題を遅らせた「あなた達」に反
省をしていただきたいものだ。

アメリカが北朝鮮を「悪の枢軸」と名指す以前にも、日本発信で北朝鮮
を「悪の独裁国家」として世界に認めさせる機会は幾らでもあった。し
かし、事あるごとに、日本の朝鮮に対する植民地支配に関わる戦後賠償
の問題解決が出来ないうちに拉致疑惑問題は切り出すべきではないと妨
害が入った。一部の政治家と評論家が足を引っ張ってきた問題なのであ
る。ここに来て急に黙ったままだが、特に自民党の中山正暉議員の行動
は異常である。

まぁ、時計は逆に回らないのだから、もし本当にそう思うなら、日本政
府、世論、政治家、マスコミは、朝鮮総連を徹底的に洗うべきだと思
う。一つには資金送金疑惑、もうひとつには拉致事件の実行犯について
明らかにするのに一番近道であり、確実と思うからである。まぁ、その
勇気があればであるが、、、、、。

私は、旧サイトで、朝銀に関し1997年5月に大阪朝銀が破綻したときか
ら、朝鮮問題を訴えてきた。1998年5月に朝銀近畿として再スタート。
この時預金保険機構から3101億円が投入された。この事後処理を巡
って、当時自由党小池百合子衆議院議員が1999年7月6日大蔵委員
会で追求を行った。

つまり、朝銀は朝鮮総連への資金ルートとして使われている疑惑があ
り、その額は年間600億とも言われていた。架空口座、架空名義を作
り捲くり、バブルで潰れたのではなく、資金送金で潰れたという疑惑。
拉致問題の実行犯も朝鮮総連組織が関わっているという疑惑。問題はそ
ういった事実関係の追及がなされぬまま、公的資金が投入されたという
点だ。分からなかった筈はない。知らぬ振りをしているのだ。政府の答
弁は、朝銀は大阪府の管轄ゆえ知らぬところの一点張りなのに、「知ら
ぬところへ」3101億円も投入したのだ。因みに足利銀行ルートにつ
いても小池女史は言及している。※元北朝鮮工作員の手記は衝撃的であ
った。

そして、当時似非平和主義者たちは、日本政府が朝銀資金流用事件で朝
鮮総連を捜査したことで、日本側が要請した『行方不明者』の消息調査
事業を全面中止と発表したこと、つまり、八つ当たりを支持したのだ。

特に、どうしようもないのが、2001年12月3日に新社会党中央本部が出
した声明。「容疑は、検査忌避、業務上横領とされているが、朝鮮総聯
中央本部は゛客観的事実とは異なる作為によって強行された不当逮
捕゛゛朝鮮総聯と在日同胞に対する周到、かつ準備された政治的弾圧゛
である主張している。この主張は、この間、公安当局が在日朝鮮人の外
国人登録原票の写しを全国の自治体から大量に入手する人権侵害行為を
行なってきた事実や、日本政府が固執してきた一連の朝鮮民主主義人民
共和国敵視政策を想起させるものである。」というもの。25年間拉致疑
惑を否定しつづけてきた北朝鮮のロジックと同じ。すぐに人権問題にす
り替え、抵抗するのである。

社民党・山内議員はこの声明に対し、「こうした事態の背景に は小泉
政権発足による日本社会の右傾化があると強調。捜査に名を借りた人権
侵害は断じて許してはならない」と支持表明を出している。何かという
とすぐに右翼化傾向を発するのが「似非サヨク」のロジックである。

少なくとも私は、4000年の歴史を持つ「一党独裁軍事共産主義国家」か
ら、現在の日本が軍国主義国家呼ばわりされることを嫌うし、朝鮮民主
主義人民共和国を「民主主義」だとは思わない。集中電話攻撃攻撃が怖
いから、北朝鮮と書いて必ず「朝鮮民主主義人民共和国」と注を入れる
のが、わが国メディアの習わし。現金をドッサリ積んだ新潟発の「万景
峰’92号」の定期就航に、税関は何故見てみぬ振りをするのであろう
か。つまり何が言いたいのかというと、腰抜けなのは北朝鮮に接する、
すべての交渉者、関係者、折衝者、マスコミであったわけで、ぐちゃぐ
ちゃ騒がずに、次の一手を考えることが大切なはずである。

今こそアジアの平和へ貢献する千載一遇のチャンスなのである。

私の政策スタッフの佐藤氏が「平壌宣言」に「拉致」という言葉を付け
加え「東京宣言」でも行って、本当の交渉をすべきといっていたが、そ
のとおりだと思う。国家的誘拐事件を徹底的に叩くべき時に、所謂、補
償問題を引き換えにするという「お門違いの交渉」にのる必要は全くな
い。いちいち、「平壌宣言」の是非を問う必要はない段階まできてい
る。あれはあれでよかった。勝負はこれからである。私としては、拉致
疑惑の徹底解明、核ミサイルの査察受け入れ後すべての廃止の、どちら
が欠けても国交回復をすべきではないと思っている。

社民党の「平譲宣言」に対する声明に「日本の植民地支配に対する謝罪
が盛り込まれた。これをわが国の基本的姿勢として深く認識し、誠意を
もって国交交渉に臨み、憎しみの連鎖から両国を解き放つ国交樹立へと
努力することが、朝鮮半島の民族和解、北東アジアの平和と安定に大き
く寄与することになる」とあるが、ご家族に対して一体どんな感情を持
っているのか疑いたくなる。どちらの味方なのだろうか。

北朝鮮では今回の日朝会談の情報はクローズされている。相変わらずで
ある。自国のことを何も知らさせていない。それは、日本も同じ事かも
しれないが、その度合いが違う。私には在日の友人が多いが、彼は日本
が見習うべきほど自国に誇りと愛国心を持っている。しかし、国の方は
というと「同胞」「民族統一」というスローガンで在日を裏切っている
様に思えてしょうがない。汗水たらして働いたお金を、本国へ送金し、
その「命のお金」は、ミサイルとなり、兵器となり、周辺国に脅威をも
たらし、悪の枢軸といわれる原因となり、拉致資金ともなっているが、
朝鮮国内の国民はそれを知らない。在日は肩身の狭い思いをしている。
情けない日本人もいたもので、大阪ではあろうことか暴力的な在日虐め
が多発している。

日本の公的資金が、在日の方々の資金送金が、本国で正しく使われてい
るのか。私は日本人にも在日にも「正しいお金の使い方」をして欲しい
と思っている。だから、この問題についての自分の意見を徹底的に訴え
つづけていく。朝鮮総連を洗えっ。