2002-09-27
保険制度の「出」を考える

絶句されてしまった。

専門家も参考にする
「選挙でGO!」というサイトがあるが、ここでは、旧ホームページ
の印象が頗る悪いようだ。確かに、ブラックの背景に原色文字で彩るあ
の画面は、実にアングラっぽく上品でなかったと認める。ただ、逃げる
わけではないが、個人が情報発信するサイトに「一定以上の言論責任」
が存在するはずもなく、言いたい放題は大目に見ていただきたいとも思
ったりする。ただ、個人サイトで27万アクセスをこえるということは、
それなりに共感して頂いている方も多いというわけで、私にとっては大
切な「言論コミュニテイー」なのだ。

公式サイトを立ち上げる段階で、旧サイトは閉じた方が良いという意見
も多かったが、私はその旧サイトで育てていただいたわけで、それが
少々の叩かれ材料になるとも、邪険な使い捨て的対応するわけにはいか
ないし、言論を消極的に押える訳にもいかない。現に私の政策スタッフ
は旧サイトのオフ会を中心に集まっていただいた方々であり、ライフパ
ートナーともなってしまっている。そんな土壌からの出身者として今後
の私をご理解いただきたい。

では本題、唐突であるが、「保険の仕組み」とは。民間生命保険の保険
料はどうやって決まるかをご存知であろうか。まず、収支相当の原則と
いうのがあって、保険料として入ってくるお金と、保険金として出て行
くお金の合計額が同じであることが原則である。例えば、加入者が100
人で一年間で亡くなる方がそのうち1人出るとし、保険金を1000万円支
払う保険を考える。1000万円を100人で割ると、一人当たり年間の保険
料は10万円ということになる。ただし、運用が上手くいく可能性がある
ので、1000万円の原資を取らなくてもいい場合があるので、保険料は割
引かれる。この割引率を計算する利率を予定利率という。よく予定利率
の話がマスコミに取り上げられるが、予定利率が下がるとは利息が減る
というものではなく、割引率が低くなると理解した方が解りやすい。

さて、正常な保険業務運営は「収支相当の原則」に則る筈だが、例えば
健康保険はどうか?給付金(保険金)の原資が足りなくなり、他から調達
しているのが現状。まぁ、民間も株を売ったり、土地を売ったりで、調
達し保険金、解約返戻金に頼る部分もあるが、人間とは戦争、戦乱など
が頻繁に起きない限り、一定の期間短期に死亡率が高くなったりはしな
いので辛うじて成り立っている。しかし、健康保険制度については、異
常なまでの高齢化社会を予測してか、予測せずかはいざ知らず、「資金
調達」にあまりにも頼りすぎてはいないだろうか。

老人医療費も負担限界にきている。拠出金の法的根拠、その「上納」割
合に納得がいかないと訴訟も辞さぬという新聞記事も踊っている。政府
管掌保険、健保組合、共済組合、国民健康保険からの拠出がこのまま続
けば、それこそただでさえキツイその運営に影響が出てくる、いや、既
に出ている。

「二丁目のお祖母さん最近いらっしゃらないわねぇ」「体調が悪いらし
いわよぉ」とは、接骨医で私が聞いたお年より同士の会話である。一部
病院ではそこは、「喫茶店代わり」と化している。おまけにドッサリ
と、一体誰が飲むのだろう言わんばかりのお薬がお土産になっている。
いや、お体が優れないのならば、致し方がないし、「病院に行くなっ」
とはいえるはずもない。現状では、保険料を上げるわけにもいかず、自
己負担額を増やすことも出来ない。前述のように拠出金にも限界がきて
いる。「人間よっ、病気になるなっ」と言えない。では、どうする。

あとは、公共事業と同じで、「出の金額をチェックする」以外ないだろ
う。医療報酬とは適正なのだろうか。普遍的に見た場合ではなく、個別
に不公平はないだろうか。小児科が減る原因として、その労働環境の問
題と、子供だから薬の量が少ないので薬価収入が少ないと何処かの資料
で読んだことがある。薬価とは本当に適正なのか?生体実験で有名な七
三一部隊の石井元中将と、ミドリ十字、安部英、HIV訴訟。やりたい放
題、隠蔽、無責任体質。厚生省と薬品業界と一部の政治家。

ここまで掘り下げて初めて医療保険問題の解決への糸口が掴めるという
ものである。しかし、皆、叩かれるからそこまで言わないだけなのか。