2002-10-08
竹中ショックの裏側

今日はかなり気合が入っている(-_-メ)

株価が異常!!!!!私も株式投資を行っている身として心臓バクバク
モードを通り越して、逃避行動に出ている。竹中ショックと言わ
れるこの株価低迷。市場は何に恐れをなしているのだろうか。

「金融分野緊急対応戦略プロジェクトチーム」メンバーになっ
た、KFi(KPMGフィナンシャル)代表・木村剛氏。私は彼
のビジネストレンドレポートを読み時々彼を疑いたくなることが
ある。本日のレポートには逆に彼
の色が完全に掻き消されているかに見える。「こんなに中小企業
の味方だったかなぁ」とすら思える豹変振りである。いや、その
方が良いのだが、

2002.7.24のレポート
には、「こうした新生銀行バッシングの裏側には、旧長銀から承
継した資産の価値が2割以上下がった場合に、国に買い取り請求
できる瑕疵担保契約の存在があっただろう。いいとこ取りを許す
なという大合唱が起こった。こういう経緯の中で、新生銀行の株
主であるリップルウッドは、ハゲタカファンドの代名詞となり、
企業の切り売りで短期的な利益を狙うイメージが定着する。閉塞
感の中で高まるナショナリズムが、仮想敵を外資に狙いを定め
て、総攻撃を仕掛けていく。新生銀行やリップルウッドは第一の
標的になった。こうなると、理屈もへったくれもない。・・・・
そして、理屈なき゛ハゲタカ゛への感情的反発と続く。要する
に、外資は嫌いだということか。米国資本は駄目だが、日本資本
なら貸しはがしをしてもお咎めなしということなのだろう。こう
いう偏狭なナショナリズムが正義を振り回し始めると、世の中が
おかしくなる。気を付けよう。」とある。まぁ、正論ぽく聞こえ
はする。外資、外資とはいうけれど働いているのは確かに日本
人。しかし、その背後にあるものの実態は知らされない。

私は、瑕疵担保契約を結んだことは外資の特別扱いにはならない
のだろうかということを問いたい。木村氏はどう答えるであろう
か。瑕疵契約を保有する「純日本」の金融機関が存在するであろ
うか。

更迭された柳沢前金融再生委員長は長銀の破綻に5兆円を投じた、
そして再建のためのアドバイザーとして、ゴールドマンサックス
証券を指名し、57億円もの支払いをした。そして、リップルウッ
ドへの売却金額は10億円である。新生銀行となったこの表面上
「漢字名の銀行」は、2003.3までに瑕疵担保契約をフルに使うだ
ろう。ファーストクレジットの一方的な破産宣告など良い事例で
ある。新生銀行から融資を受けている企業が潰れれば潰れるほど
新生銀行は優良銀行となるのである。木村氏の中小企業を救いま
すというポーズ・・・・・・・さて、新生銀行から融資を受けて
いる街の中小企業など、どれほど存在するだろうか。だから、弱
い者の味方気取りができるのである。

さて、今日はここでは終わらない。新生銀行の役員構成をご覧頂
きたい。目を疑いたくなるはずだ。八城氏は言わずと知れた元シ
ティバンク日本代表。新日鉄の今井敬氏、三菱商事の槇原稔氏。
そして、非常勤取締役にデビット・ロックフェラーが堂々と名を
連ねる。シニア・アドバイザーに前FRB議長ポールボルカー。


新生銀行バッシングに物申し、あの大手30社問題をたきつけ、
空売りを助長させ、銀行や融資先にも厳しい検査を課し、潰れる
のはいい事だ、そしてその先にはハゲタカを待たせている、木村
剛氏。1月1日には住民票を海外に移し税金逃れをし、公的資金を
導入後国有化し、第二第三の新生銀行をイメージさせる外資の引
き込み役、竹中氏。これが竹中ショックの裏側である。

ただし、国有化の後、外資に身売りすることなく、日本国民も傷を負
い、再建へと血反吐を吐きながら襟を正し、信用回復へ全力を注ぐなら
ば、竹中氏を大いに支持する。もはや「平成の戦後」なのだ。