2002-10-31
反竹中構想は「中小企業救済という隠れ蓑を着た、銀行救済策」だっ

オムツがなかなか取れなかった長女あかりのオムツが取れた。事
情を聞くと何でも「タクミ君」が意中の人らしく、「おむつ取れ
ないとタクミ君に笑われるよ」の一言でオムツが取れたというの
だ。愛の力は素晴しいと感心する一方で、3歳前の女児にして、そ
れほどにまで好きな男性が出現するとは、、、。恐る恐る「パパ
とタクミ君のどっちが好き?」と聞いてみたら、「タクミ君」と
あっさり。今日は眠れそうにない。(T_T)/~~~

さて、話はガラット変わって、当初の竹中案に対する私なりの結
論を出した。「条件付で積極的に支持」する。

デフレ対策はし尽くしている筈だ。国債の発行、インフレターゲ
ット、減税等など、どれもやっては見たが効果がない。当然だ。
不良債権処理が前進することが前提だからである。

最大の理由は、「これ以上先送れない」という点。詳細はここに
に記したとおり。不良債権処理で経済不況に加速がかかる。確か
にそうである。しかし、経済的影響と、モラルハザード(倫理観の
欠如)と、さて長期的に見てどちらが致命的であろうか。借りた金
は必ず返すこと、貸した金は必ず回収すること。こんなことは小
学生にでもわかること。これら正しい倫理感、道徳を無視し続け
ることがあるとするならば、我国に明日はない。まじめにやって
いる人間が馬鹿を見る世界、倫理観のない人間が救われてしまう
世界。想像するだに恐ろしい。

次に、税効果会計の割合を少なくすることで生じるであろう、貸
し渋り・貸し剥がし。これについて本当に潰れなければならない
企業は潰れなければならないと言うのは資本主義の原則だ。失敗
した人間の再出発を後押しする政策を考えたほうがよっぽど積極
的であるし将来に夢がある。産業再生委員会が発足されるようだ
が、まことに結構だ。それでも「お前は中小企業の敵だっ!!!!!」
と言われてしまうかもしれない。私は中小企業を一括りにするこ
とは間違っていると思う。当然大企業も。中小企業にもいろいろ
あって、真面目にコツコツと昼夜問わず汗水たらし働いてもなか
なか報われない企業がある一方で、救ってもらうことばかり考え
て努力をせず業績不振に陥っているところもある。ここにも正し
い倫理観を持つ必要がある。資金を引き上げるべき企業からは確
実に引き上げ、努力が開花するのを祈りたい、期待したいところ
からの貸し剥がしは断じて行ってはならない、これが人情と言う
ものであろう。

ただ、私の推測の域を出ない乱暴な主張だが、本当にヤバイ企業
は大企業のほうではなかろうか。バブル期買い上げた、担保化し
た土地の価格が下落したこと、総量規制により、バブルは崩壊し
た。我々がイメージする中小企業の多くが今日の不良債権の原因
になっているとは思えない。潰れるべきは大企業のはずなのに、
反竹中派野の主張は「中小企業救済という隠れ蓑を着た、銀行、
大企業救済策」だと私は理解している。それを証拠に簿価を割り
込んだ大企業の破綻が余りにも少なすぎる。

竹中案による不況が数値的にどれほどのものかは、実は官僚の側
で既に算出されているらしい。で、この数値を持っているのは古
賀・麻生・青木の側であり、実は彼等のほうが竹中よりも多くの
情報を持っている。これ以上先送れないことも承知の上。しか
し、道路公団民営化に関する抵抗勢力側は、不良債権処理にかか
わる社会的影響の予測数値をカードに、ワザと政府に揺さぶりを
かけてきているのではないか。相反する勢力が何かの落としどこ
ろを見つける際、裏でそういった駆け引きがなされているはずで
ある。

最後に私の言う条件とは何か。国有化される銀行が出てくる場合
がある。第二第三の新生銀行を作らないということ。売り急がな
いこと。ダンピングしないこと。

昨日は結果として竹中案が銀行、自民党に押し切られた格好にな
った。16年度までに半減にするということだが、経営責任を問わ
れるはずの過去の経営者、今回も公的資金を断った現経営者の経
営責任を問うのはますます難しくなるであろう。