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| 2002-11-10 |
| 中小企業の優良債権が、無理やり不良債権化させられている |
銀行の融資返済には常識、モラルを外れるものも多々存在する。 たとえ、優良企業であっても、一年で借り入れ額の半分を返済し ろといわれているところもある。貸し剥がしの何が問題かという と、優良債権をなんだかんだと難癖をつけ、無理やり不良債権化 し、資金引き上げ対象に仕立て上げる行過ぎた金融行政が存在な のである。貸し剥がしが多くなることが問題なのではなく、貸し 剥がしへ至るまでのプロセスに問題があるのである。 借りたお金は必ず返す。貸したお金は必ず回収する。約束は必ず 守る。こんなことは誰にでもわかること筈なのに、実行しない、 できない、する気がない。これをモラルハザードといわずして、 何と表現しようか。借りた金はなんとしても返すという事を愚直 に実行しているのが中小企業の経営者。中小企業の経営者は銀行 からの借金返済要求に何とか応じて事業を存続させようと必死に 努力している。ここで銀行との縁を切るわけにはいかないという のが本音。日本の中小企業で現在生き残っているところは歴史も 深く、技術力に長けた日本経済の宝だ。その中小企業が一部の大 手企業が抱える問題の為に真っ先に切られる運命にあるのだ。 もう一度言う。不良債権処理が中小企業の倒産を加速させるので はなく、処理が終わっていない現在も不当な処理が行われている のだ。そして、中小企業には貸し剥がしをする一方で、大手ゼネ コンに対しては債権放棄などという借金踏み倒しを認め、その 分、中小企業の優良債権を奪い取っている。優良債権を不良債権 として過度の回収を実施している。こういった、現場で何が起き ているのかを認知せずして、中小企業を救うためにも不良債権処 理には慎重を期すべきだと、相変わらずの中小企業救済という隠 れ蓑を着た、銀行救済策を唱える連中の気が知れぬ。 銀行の側とすれば、本当に危ない不良債権処理をしたくないもの なのだろう。処理すれば銀行もろとも吹っ飛ぶ場合すらある。そ して、銀行側も大きな責任が問われる。それならば、弱者である 中小企業から貸し剥がす。返済能力に全く問題のない優良債権を 不良債権として認定する。この実態が小口のレベルで発生してい るのである。 この貸し剥がしはヤバそうな大企業から貸し剥がすべきであり、 この優先順位さえ正しく行われるならば、本当に潰れなくても良 い中小企業が潰れるはずがない。正しい金融行政が行われていな いから問題なのであり、正しく行われる中で、潰れる企業が出 て、失業者があふれ出るのは、資本主義社会において仕方がない ことなのである。まともに成功しているものだけが、勝ち残れる 世界なのであるから、、、、、、、。 蛇足だが、中小企業を人括りに、「弱者」と決め付けるのは実は 危険。というのは、私自身が前職でクライアントとしてアドバイ スした中小企業経営者の中には、黒字を出さないために ベンツやBMWなどを経費で買っていたり、助成金ばかり当てにし ていて経営努力を全くしない経営者も数多くいたという事実。 そう、金融アセスメント機関があればと思う。 |