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| 2002-11-27 |
| 世代間利害調整の必要性 |
国民年金保険料の支払いは20歳以上の義務である。しかし、対象者全体 の3割が保険料を未納状態。けしからんっ!!!!!!……だろうか。まぁ、 規則違反であることには間違いないが、支払いたくない、支払う意味が ないという理論も成り立つのが現状。 今日の政府のあらゆる対策には「世代間利害調整」が存在しないのであ る。 例えば公的年金制度。先日、野田代議士も指摘していたが、1930年生ま れの場合、支払った保険料の5倍を年金として受給する。1990年生まれ の人が高齢者になった場合、支払った保険料の3分の2しか受給できず、 2010年生まれにいたっては、支払った保険料の2分の1。今日の生産労働 者が支払っている保険料は、そのまま年金受給者に流れているだけとい える。これは、制度ではなく、高齢者・年金受給者に対する贈与であ る。保険料未払い派の主張も当たっている。確かに戦前・戦中・戦後を 生きぬいた方々のお陰様で、今日の我国は存在するのだが、それを差し 引いても、生まれ来る次世代の為に、利害調整を多少は考えていただく ことは、日本人として必要なのではないか。 そして、70歳以上で亡くなられた方の平均遺産が3000万円を超えつつあ るという現実も存在する。年金受給者は年金収入の3割を貯蓄に充てて いる。金さん銀さんが「老後の準備をしている」といったことがある が、今日の高齢者の生活不安に対する気持ちは良く分かるし、何よりも その世代の方は節約家だから貯まったのだと思うし、日本もまともに成 長したのだとは思う。しかし、年金制度とは、平均余命をベースとし て、「お迎えがきたが、その時多少の資産があった」という方が、人間 らしいというもの。それ程貯めれるならば、その資金は次世代に利害調 整するという意見は、それ程無謀とは思わない。 今日日本人の平均年齢は50歳半ばにまで達した。政治に感心があり、選 挙にも欠かさず行く、政治家の話も良く聞くし、主張もするという世代 は50歳以降。当然利害調整などを自分のこととして主張する人などいな い。一方の20代〜40代はというと、足元の問題には無関心。将来の老後 の不安などなんのその、どこか別の世界のこと。世代間利害調整を制度 化させる政治家を支援しようとも思わない。 例えは悪いが、「20代〜40代の族議員」が居ないのである。だから、そ の世代のことを考えた社会保障制度ができないのは当たり前である。 こんな発言をすれば(私は街頭で訴えているが)、票田に影響が出る。 「あの若造は全く仕様がない」のレッテル貼りが怖くて口にも出来な い。制度は変わらず、時間だけが過ぎていき、2010年生まれも60歳にな る。さて、どんな社会保障制度が出来上がっているだろうか。その時に は今日の政治家は他界している。振り逃げセーフである。 農業者の平均年齢が59歳だという。今までに42兆円の補助を出しておき ながら、農業は衰退の一途。あのお金は一体何処へいったのだろうか。 30代40代の農業従事者そのものの数が少ないのだから、そういう疑問を 持つ者の絶対数は少ない。 世代間利害調整。これを主張できる政治活動を継続したい。何故なら ば、次世代に我国を継承発展させることは我々世代の義務なのである。 先祖はそうやって今日の日本を創り上げ、我々に継承させたのである。 |