2003-02-26
行き場を失ったマネーが、日本人の心を蝕んでいる

友人に連絡を取っていたが音信不通。2年が過ぎ昨日消息がわか
る。昨年夏に自殺していた。小さな会社だが俺は5人を食わせてい
る。長尾のようなサラリーマンとは訳が違うが口癖だった。

バブルの頃堅実に経営をしていたお陰で特に影響を受けることも
なく仕事は順調。しかし、生活はかなり派手でそんなお金何処に
あるのだと疑問だった。仕事が順調な分、私生活で破綻していた
らしい。人一倍誇り高き男であったため弱みを見せたくない、お
金に困っている素振りを見せたくないが為に、虚勢を張っていた
ようだ。

幸いに家族もなく、路頭に迷う人もなかったが、膨大な借金は貸
した側が泣き寝入りせざるを得ぬ状況らしい。「長尾は金貸して
いたのか?」という、友人からの電話が今回のことを知るきっかけ
だった。私は彼と金銭的な関係はなかったが、優秀な奴だっただ
けにそれが悔やまれてならない。

合コンやるためにババンババンバンバーンと借金をしてしま
う者。笑顔に釣られる者。「一括で、、」と彼女
の前で見栄を張り、後で分割払いする者。

行き場を失ったマネーが、日本人の心を蝕んでいる。そんなこと
の為に個人金融資産が使われているのかっ。

お金にルーズな人は、兎に角ルーズだ。逃げる、しらばっくれ
る、隠れる、そして、消える。自己破産者が多くて倒産したマチ
のサラ金も存在している。これでは、どっちが悪徳かわからな
い。

金を借りるもの、金を貸すものの道徳、ルールはいずこへ。そし
て、まともな中小企業の経営者はそのシワ寄せを喰らっている。
世の中間違っている。

因みに、私は貸した相手からは、どんな手段を使ってでも回収す
るタイプである。まぁ、それもこれも相手の出方次第というとこ
ろだろうか。逃げる奴は追いかけるタイプと言った方が良いかも
しれぬ。