2003-05-18
「おっ!いいねぇ」「当たり前でしょ!」

愛国心とは何か。国際化とは何か。多くの日本人は勘違いしてい
る。

国際化への第一歩とはまず自分の祖国に忠誠を誓うこと。祖国へ
の愛国心があって初めて成り立つ。祖国に忠誠を誓ったもの同士
が、お互いを尊重して初めて土俵に立てるものと考える。日本人
の多くは、自分の家の金庫の番号まで教えることが国際化、祖国
を卑下してても相手を尊重することが国際化と勘違いしている。

アメリカの愛国教育は物心付く頃からと聞く。私のアメリカ人の
友人は星条旗に忠誠を誓うと言い切る。幼稚園のときから胸に手
を当てて国家、国旗への忠誠心を教育するこれがアメリカの教
育、いや世界各国の通常の国家教育である。

此処にある読者からのメールを紹介する。愛国心とは何か。国際
化とは何かを考えていただきたい。

-----------------------------
私は現在アメリカの大学で国際関係のクラスをいくつか取ってい
ます。これから述べる私の意見に多少の偏見は否めません。が、
私がいる州を見渡してみると一般のアメリカ人(生徒も含めて)
は日本についてさほど興味がある訳ではないし、ましてや憲法第
9条にまつわる事なんてほとんど知らない状態です。

 国連についてのクラスでは「核保有国5カ国を挙げなさい」とい
う質問に沢山のアメリカ人生徒が「ジャパン!」と自信有り気に
答えた時には、軽い眩暈をおぼえてしまいました。それも一度だ
けではないのです。政治学の教授に「もしかして日本は軍隊を持
ってると思われているのですか?」と質問したら「大抵のアメリ
カ人はそう信じているよ。でも日本の場合はディフェンスにおけ
る軍事能力がすごいと思われているよ。」と答えてくれました。

このように、日本人的感覚(常識)はまったくもって多くのアメ
リカ人に理解されていないと感じました。また違うクラスではア
メリカ人の生徒に「日本の憲法は軍隊を持ってはいけないってな
っているんだよ。」と言ったら、とても信じられないといった表
情をして「何故そんな憲法を持ってるの?」と聞いてきました。
「それは戦後アメリカが作ったんだよ。」と答えたら、今度はオ
ーマイゴットと言いたげな表情で「何てアメリカはわがままな
の!」と驚いていました。

確かにアメリカの責任にしたがる傾向もありますが、今まで何十
年も改正に踏み切らなかった日本にこそ大きな責任があります。
アメリカ人でも政治家なら日本の憲法9条のカラクリを理解して
いる人が多いと聞きますが、一般の人には全く意味の分からない
憲法にしか聞こえないでしょう。これは西欧の外交常識でいった
ら「日本の非常識」にあたる訳なのでしょう。

私は憲法改正賛成派です。私の周りの日本人留学生も同意見で
す。皆、日本人の手で草案された、日本人としての誇りと尊厳を
守ってくれる憲法に賛成です。「私は自衛隊が日本国民から必要
とされ、誇りと尊厳を与えられる存在になる事を希望していま
す。」と言っても、ここでは誰も「軍国主義者だ」「ナショナリ
ストだ」というレッテルを貼りません。逆に日本の現状を知って
いる先生からは「それでいいと思うよ、日本は。」と同意されま
す。

日本で憲法改正と言っただけでギャーギャー騒ぐ某○日新聞、す
っかり支持率が下がった社○党、共○党の皆様、与党でも近隣諸
国にばかり気を遣って丸腰外交に固執している政治家の皆様には
是非一度、「一般アメリカ人」と一緒に政治のクラスを取って頂
きたいものです。

(以上は、某メールマガジンへの彼女の掲載文。以下は、私へのメ
ール)

これを書いた頃から私の日本に対する想いと熱い愛国心は増して
いくばかりでした。きっと留学しなかったら政治・国際関係なん
て専攻しなかったでしょう。あの頃から日本はどう変わったので
しょうか?どう改善されたのでしょうか?残念ですがまだ「砂上
の楼閣」である「日本の平和」に気付かぬ人、改憲・愛国心・国
旗掲揚・国歌斉唱といっただけで思考回路が停止してしまう日本
人がまだまだ多いようです。しかし、少しずつではありますが日
本が真の独立国として君臨するにはどうすればいいのか、自分の
頭で考え始めた日本人も確実に増えていると思われます。 

  余談ですが、長尾さんはアメリカの大学の卒業式の様子を何
か知ってますか?私の学校では大きいアメリカ国旗に向かい、参
列者全員が「当たり前のように」そして「堂々と」国歌を歌いま
す。小さい子もちゃんと胸に手を当てて。私はアメリカ人じゃな
いし歌詞も知らないので歌えませんが、それでも私という「外国
人」を受け入れて教育してくれたアメリカに対する敬意を込め
て、皆と一緒に起立して気をつけの状態でいました。去年卒業生
として参列した時は、面白い事にアメリカ人の中でも帽子を取っ
て歌う者とそうでない者、別に歌わない者もいましたが、雰囲気
も普通だし別に深い意味(国旗や国歌に拒否反応を示す日本人の
ように)はないと思いました。ヤンキース松井選手の試合を見に
行った時も同じような感じでした(試合前に必ず歌う)。アメリ
カで国歌斉唱の場面に出くわす度、「羨ましい、これこそ国家の
もとで生活する人々の姿なのだ」と小さな感動を覚えます。 

  また美人で小柄な日本人の友達は、卒業生が着るマントの襟
に小さな日の丸のピンバッジを付けていました。思わず、「お
っ!いいねぇ」というと「当たり前でしょ!」と誇らしげに言い
ました。私たち日本人じゃなきゃ気付かないくらいの小さなバッ
ジ。共に外国人として苦楽を分かち合った友達。異国の卒業式で
それを付けた彼女の気持ちが私には痛いほどわかりました。そう
いう私も小さな日の丸の旗とアメリカ国旗、州の旗を持って写真
を撮りました。先日の卒業式では、中国系マレーシア人の友達
が、同じようにマントの襟元に小さなマレーシア国旗のピンバッ
ジをつけていました。やはり、祖国に対する想いというのは、こ
ういう形で自然にあふれるのだと思います。 

  別に政治問題や歴史問題のエキスパートでもない、ただの学
生の私たちでも離れた所から日本を見ると、現在議論されている
「平和問題」が失礼ではありますが、かなりの勢いで「アホくさ
い」の一言で片付けてしまわれます。日本を離れて初めて日本を
「祖国」として感じられる時、ギチギチの平和主義で固められた
脳みそもいつしか柔らかくなり、世界では常識と捉えられている
色んな事が受け入れられることでしょう。 
--------------------------

M子さんありがとうございました。