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| 2003-12-10 |
| イラク派遣決定に際し |
歴史上一度も植民地になったことのない真の独立国家日本とし て、アメリカの間違った正義に追随する必要はないからという理 由で私は自衛隊派遣に反対をする。 そもそも、アメリカのイラク攻撃の大儀は何だったのか。フセイ ン大統領による大量殺戮兵器を封じ込める目的であったはず。し かし、フセインはおろか、大量殺戮兵器は未だ見つかっていな い。大儀のある戦争と言うものもいかがかと思うが、大儀のない 戦争はもはや、それこそテロであるといわざるを得ない。 アメリカの本音はフセイン抹殺ではない。世界第二位の石油埋蔵 量を誇るイラクが欲しかっただけなのである。その侵略行為に大 儀をつけるための大量殺戮兵器という言葉を利用しているだけな のである。クウェートへ侵攻したイラクに先を越されてはならぬ と湾岸戦争を始めた。9.11を大儀に、中央アジアの石油利権欲し さにアフガニスタンに暫定政権を作った。アメリカの戦争とはそ ういうものなのである。 さて、国連決議に基づく基づかないの議論があるが、私は国連と 言うものをあまり信用していない。国連とは国連ではなく、大東 亜戦争当時の連合軍の集まり。それを証拠に国連憲章には敵国条 項というのがあって、日本とドイツは未だもって敵国と位置付け られているのである。そんな国連を日本が信用するほうがおかし い。また、戦後26の国際紛争が勃発したが、うち22は国連決議の 承認を得なかったものであり、その多くの当事者国家は、国連常 任理事国である、アメリカ、中国、イギリス、フランスなどであ るのだ。彼らは彼ら自身の都合の良い正義で国際紛争を仕掛けて いるのである。だから、国連決議に基づかないからイラクへの自 衛隊派遣は反対と言うのは、あまりにも国家観のない判断のよう な気がする。 テロには屈しない。そのスタンスは正しいと思う。しかし、誰が 先にテロを仕掛けたのか。アメリカさえイラクから撤退すればテ ロはおさまるのではないだろうか。外交官2人が犠牲になったこと で、妙な国民感情を煽ることは危険である。アメリカのイラク攻 撃こそがテロであるからである。 戦争とは外交の延長線上にあるもの。話し合いで解決しないとき に、国際法の枠組みの中で戦闘員同士が戦う、これが戦争。しか し、アメリカによって落とされた広島長崎の原爆投下から戦争の 定義が変わってしまった。原爆投下は明らかに戦闘員が非戦闘 員・民間人を大量虐殺した国際法違反であるにもかかわらず、日 本が敗戦したことをいいことに、アメリカはアメリカの正義を貫 き通してしまった。それと同じ正義がまかりとおっている点を見 逃してはならない。 平和憲法を保有した日本国家が出来ることは、ブッシュ大統領に 対して、イラクから撤退しろと進言することだ。アメリカの間違 った正義を日本国家は許さない、すぐ撤退しろと、、、。そして、 本当の停戦後にイラク復興のための人道的支援を自衛隊や文民を 派遣してでも行ったらよいのである。アメリカが「我々の判断は 間違っていた。大量殺戮兵器は見つからなかった。軍隊を撤退さ せ謝罪する。ついては、アメリカが引き起こした問題ではある が、人道的支援を各国にお願いをしたい。」という場合には積極 的に協力しようじゃないかっ。そのような進言をすることこそが 日本の役割なのではないか。 安保があるからアメリカのいうとおりにしなければならないとい う人がいる。冷戦後は安保があるからと言ってアメリカが日本を 守ってくれると思ったら大間違いである。北朝鮮のミサイルから 守ってもらわなければならない、、、。北朝鮮からのミサイルより も、日本をターゲットとしたテロのほうがよっぽど危機的に恐ろ しい。悪代官に協力すれば、我々にも天誅が下ってしまう。今ま さにそんな現状である。 日本は既にアメリカの属国なのかもしれない。三島由紀夫の「自 衛隊はアメリカの軍隊になってしまう」の予言が見事に当たって しまった。 さて、今回の自衛隊派遣問題を期に、私とともに反対を支持して いる方にさらに考えていただきたいことがある。今後自国を自国 の力で守ることの出来ない我国の国防をどう考えるのかというこ とだ。自衛隊は違憲である。では侵略戦争をけしかけられたとき 誰が守ってくれるのか。今回のイラク派遣を行わなければアメリ カは日本を守らない。話し合いで国際紛争が解決しないから世界 のどこかで、戦争が起きている。そして、今日、話し合いすらし ないテロ行為が日本に忍び寄る。話し合いなど通用しない。話し 合いに応じるような相手ではないことは明白である。 我国をどのように守っていったらよいのだろうか。 |