2004-02-19
新生銀行再上場に見る日本の金融敗戦

新生銀行が上場する。金融敗戦とはまさにこのことを指すのであ
ろう。外資の戦略よあっぱれとしか表現できない。

長銀が破綻し、3兆5900億円の公的資金が投入され国有化。更に不
良債権買い取りに、3兆円を投入。それをリップルウッドが国に10
億円、新生銀行へ増資1200億円を行い買収。その後、長銀から引
き継いだ債権の価値が2割以上目減りすれば国に買い取りを求め
ることができる「瑕疵担保条項」の適用による約8500億円を国が
支払った。

つまり、国が約7.5兆円注ぎ込んだ新生銀行をリップルウッドは
1210億円で手に入れたということ。

そして、今回の上場で6000億円の上場益を得ることとなる
。更に、売却益は無税になるかもしれぬ。

また、現在新生銀行は巨額の損害賠償訴訟
を抱えている。昨日民主党五十嵐代議士が、裁判中の企業が
上場した前例はあるかないかの質問に、前例はないとの答弁。そ
れでも、上場される。

我々の税金がこんな使われ方をしている。指を銜えてみているし
かないのが、金融敗戦である。