2004-08-24
華氏911を観た

華氏911を観た。

小泉首相にとっては「偏った映画」らしいが、すべてが事実と認
識。生意気口をたたけば、この映画で紹介されている、イラク攻
撃の真相について、アフガン侵攻については、このホームページ
では既に紹介させていただいている。映画を観た多くの人達が、
「こんな事実を初めて知った」という感想を口にしているが、同
時に、「他にも知らされていないことはまだまだ沢山あるのでは
ないか」と疑いの目を持ってあらゆる国際紛争を考えて頂ければ
と思う。
※「はじめに」アメリカのイラク攻撃・・・本当の理由を検証
するイラク派遣決定に際し

この映画は、反戦映画ではない。事実を事実として伝えない覇権
国家政府、啓蒙主義国家、事実を伝えぬメディアに対する挑戦状
である。そして、国民の国家への忠義を悪用する帝国主義への辛
辣なまでの批判、そろそろ気づき始めたアメリカ国民の怒りがス
トレートに伝わってくる。

愛息をイラクで亡くした母親は、毎日星条旗を掲げ、国家に忠誠
を誓い、今自分の命があるのは彼らのお陰と、過去の大戦で命を
落とした英霊に感謝をするシーンがあった。決して戦争を根底か
ら否定するものではなかった。問題は、この戦争が本当に必要で
あったかである。ブッシュの石油利権確保という個人的侵攻のた
めに国軍が使われている。国家の為と命を落とした彼らの命は誰
の為に使われたのか。国家の為か、私利私欲のためなのか。その
核心がノンフィクションとして紹介されている。

また、民間人が如何に多く巻き添えとなっていることか。軍人が
民間人を平気で死に至らしめ、別になんとも思わない。この惨事
は戦争と呼べるものですらない。完全に狂っているアメリカが見
て取れる。

「兵士が胸を張って戦争へ行けるのは国家との信頼があるから。
しかし、今回の戦争にはその信頼がない」というメッセージが感
じ取れる。アメリカの一極集中主義が完全に国家をも狂わせてし
まった。

繰り返すが、この映画は反戦映画ではない。しかし、日本国内で
は、単なる反戦映画と紹介するメディアが存在する。それもま
た、マイケルムーア監督が指摘するところの「情報操作」であ
る。騙されてはいけない。その為にも、是非鑑賞されることをお
勧めする。

※ムーアが紹介している、「カルザイ」、「ハリバートン」、
「ユノカル」、「マーティン」等。多くのアメリカ国民がこれら
がどういう人物、企業であるのかを、つい最近まで知らなかった
としたならば、事は深刻である。それは日本国民も同じこと。