2005-01-05
清貧

年末年始、気のせいかこの時期は時代劇が実に多い。そこには日
本人が本質的に忘れてしまった、世間や自身、家族、先祖や子孫
に対する「忠義」があるのだろう。見る者を引き付け感動し涙す
る。

キャッシングのCMが実に多いことにも驚かされた。何か欲しいも
のがあれば我慢をする前にすぐキャッシング。人をあれだけ煽っ
ておいて、「ご利用は計画的に」はないだろう。欲望本意のよろ
しくない風潮に拍車をかけている。一方では、グッドウィルグル
ープのCM。あれは実によろしい。モバイト・ドット・コム。欲し
いものがあればお金を貯めるか、働いて買うか。多くの若者はこ
んな当たり前の正当な意識の働きが欠如している。テレビの悪影
響を否定できない。

大阪ガスのCM。「豊かになったって言うけど、将来の分を先に使
ってるだけじゃないのかい、その分賢くなってんのかなぁ」と北
野武が呟く。使うどころか、負の資産を未来に残している。この
ままではいけないとは思っていても、、、、。

15年位前、「清貧の時代」という言葉が流行った。日本人はこの
言葉を実行すべき時かもしれない。日本人は今、あえて豊かさを
捨て、貧しさに我慢する事で這い上がるしかないのかもしれな
い。欲望本意の生活にピリオドを打つときかもしれない。本音を
言えば私も貧しい生活は嫌だけれど、正しい行いをして生き抜き
たい。「この位は良いんじゃないか、この程度は許される」とい
う心の隙間に悪魔が宿り始め、気づいた時にはどうしようもなく
なっている。政治、行政、民間、公務員等の所謂「悪事」はこう
して始まっていくのだろう、、、、。

みんな心のどこかでいけないとは思っているのだが、何かの拍子
にタカが外れて転がり落ちていく。わかっちゃぁいるけ
ど、、、、、、でも、、、やめられない。いかんいかん、わかっ
た時に、制御、抑制が出来る精神力を取り戻さなければならな
い。