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| 2005-12-01 |
| 芦原病院、無担保融資の乱用に思う |
芦原病院が再生法申請ということだが、もうこれは、 進むも地獄、止まるも地獄である。無担保融資乱用の挙句 の果てである。誤解のないように正しておくが、以下は所 謂一般にいわれる、「債権放棄」問題の一つとして取り上 げている。 芦原病院は地域のためにも、患者のためにも存続の必要が あるだろう。しかし、貸した側の責任もさることながら、 借りた側は「税金に依存しない運営方法を再構築するとい う目標は、市と共有している。患者に迷惑をかけないため にも、どうしても地域に必要な医療機能はなんとか存続さ せたい」という主張だが、借りたお金はどこの誰のお金な のかという認識が欠如していると思わざるを得ない。借金 の棒引きをされて、泣き寝入りをしているのは誰なのであ ろう。市と共有して事が解決できるほど簡単なことではな いはずだ。私は「借りた側の経営責任」についても強くを 問うていくべきと考える。 これ以外にも、大阪全般では相変わらず「信用保証協会」 を通じた融資制度の充実を図るべきであるという声が多 い。私は全てを否定しないが、極めて慎重に対応すべきと 考えている。要は、融資先が回収できる経営状況かどうか を検証し、その判断を毅然と行える体制が作れるかどうか である。 そもそも金融行政が正常化するためには「借りた金は返 す、貸した金は回収する」ことが、双方にとっての 前提である。返す当てのない金は借りたらいけないわけで あり、回収できない融資はしてはならない。借金の補填を するだけでそれ以外に成長の見込ない融資なのか、見込め る融資なのかを何故区別できないのか。いや、きっと区別 できている筈である。 推進派の主張は、銀行は優良企業にしか融資しないから新 たな金融戦略として無担保融資などを拡充しなければなら ないというもの。だが、その理屈の中に貸してはいけない 企業には貸さないというチェック機能が欠如してはいない だろうか。 わたしの最優先課題は、金融に関わる、預金者、貯金者、 契約者、納税者の保護である。無駄遣いを許し、借金の棒 引きを許し、保護されるべき側が、その尻拭いをするなど ということが公然と行われるならば、それは異常な世の中 といわざるを得ない。さらには、貸す側においては、ただ 「貸す」「貸さない」ということに止まらず、「経営指 南」「コンサルティング」を通し、儲かる仕組みを共に作 り上げるサービスの強化が必要なことは言うまでもない。 |