2007-06-15
国防の覚悟とは

中傷メールには反応しないようにしているのだが、メール
だけでなく、巷で語られていることに憤りを感じている。
「長尾たかしは、北朝鮮に自衛隊を投入し、軍事的攻撃を
してでも、拉致被害者を奪還しようとする、危険な戦争賛
辞論者である」・・・アホか?!

そもそも、戦争と拉致被害者奪還のための手段を比べるこ
と自体がナンセンス。たしかに、上記のような手段をとる
べきだと主張する人が、私の周辺にいることも事実。しか
し、わたしは、「その手段」も全くナンセンスだと思って
いる。

長尾たかしも怖気づいたか?・・・・違う。

目標や、その周辺情報が全く存在しない状態で、自衛隊を
投入し、どうやって拉致被害者を奪還するのか?ナンセン
スである。私は現実論を申し上げている。

北朝鮮のミサイル発射で議論された、「敵基地攻撃論」。
残念ながら、現実の問題として、自衛隊には、「戦力投射
能力」が全く存在していない。戦略兵器や陸軍などを上陸
させ、敵国を制圧する能力を保有していないのである。こ
の前提を無視して、敵基地攻撃論を論じることはナンセン
スである。

中途半端な国防論はそれこそ国民の命を危険に晒す。同時
に、自衛官の命を何と心得る!っと、申し上げたい。

国防の覚悟とは・・・小川和久氏の言葉を借りるならば、
「自国の防衛のためだろうと他国への侵攻であろうと、日
本として戦争を始める覚悟。敵地に攻撃を仕掛け、敵の意
図をくじくには、その目的を達成した時点で戦争を終結さ
せるシナリオと、それを実現させる軍事力が必要なので
す」。その覚悟が今の日本にはあるだろうか。

そして、その覚悟を持とうとしても、おそらくアメリカが
これを許さないであろう。