2008-03-03
歳出削減と税収の増加を両輪とせよ

※動画バージョン。


行財政改革。「国民、都道府県民所得を如何に増やしてい
くのか」・・・結局は、ここに辿り着く。

橋下知事が議会デビューをした。子どもたちの世代に借金
を残さない。大切なフレーズだが、この意味するところの
更に突っ込んだ具体的説明が必要だ。恐ろしいことに、国
の場合60年国債がまかり通る。国債の返済は次世代に任
せ、更には返済の為に今まで積み立てていた基金も使って
しまおうでは、間違いなく天誅が下る。

あらゆるメディアがこれに注目し、世論の関心を集める事
は好ましい。同時に、我々国民も次世代の事を真剣に考え
ていかなければならない。

首長と呼ばれる方々の所信表明の中で触れられる行財政改
革の多くは、゛歳出削減゛と゛歳出の見直し゛である。し
かし、税収についての策を講じなければ今後の税収は低く
なる一方だ。税収をいかに増やすかの両輪で考えていく必
要があるのだ。

税収を増やす方法は2つ。増税をするのか、国民所得を増や
していくのか、結局、このどちらかしか手段はない。

理解としては、
国の税収のうち、所得課税は約57%、消費課税は約38%、
資産課税等が5%、
地方、都道府県、所得課税は約56%、消費課税は約40%、
資産課税等が4%、
地方、市町村、 所得課税は約42%、消費課税は約5%、資
産課税等が53%、が、凡その目安。

市町村の場合、消費課税と資産課税等が、他のそれと逆転
していることが特殊。これ以上資産課税等を引き上げるな
ど、バブルでも発生しないと実感できない。消費税収を増
やすそうとしても、これは所得が増えて初めて増えるも
の。よって、冒頭の一言に尽きるわけである。

所得の増加と聞いて、池田内閣の所得倍増計画を思い浮か
べるだろう。当時と時代背景が違うので現代ではそうはう
まくいかない。

池田内閣では、税収を増やすために、なんと減税をしたの
だ。そして、金利を下げた。更には、日本人の勤勉さ器用
さが後押しをした。生活が決して豊かではなかったから、
三種の神器に皆が憧れたのだ。さて、平成の代は、これ以
上の所得税減税は考えられない。日本人は勤勉ではなくな
ってしまった。モノは溢れ、ゼロ金利。それでも、所得を
あげる意外方法はない。どれだけ書類と睨めっこをしよう
が、電卓を叩こうが、税収は増えないのである。

工業化時代には、物を作れば売れた。しかし、物が飽和状
態となり、物が安くなっても、もう売れない、誰も買わな
い。情報化社会に突入した今、発想の転換が必要である。
モノに対する感謝の念がなくなり、何に人間は満足感を得
るのだろうか。やはりものを買うに当たってのソフト、サ
ービスだと思う。親切である、性格である、早い、安心、
確実、透明、希少、創造、癒し、怒り、不安解消、そし
て、秋葉原に象徴される゛萌え゛もその類だと思う。

アメリカは21世紀に向けてインターネットという武器を作
り出した。物を作るという作業ではなく、経済を立て直し
たのである。何よりも勤勉さを日本人は取り戻す必要があ
る。そして、モノの豊かさから、心の豊かさをテーマとし
たビジネス展開。

いやいや、所得倍増とまでは言わずとも、それでも、今の
時代、何を成し生活に満足感を与えられるのか、私にはま
だ分からない。しかし、方向性は間違っていないと思って
いる。